山陰自動車道 山口県区間

 今回は山陰自動車道の最終回、山口県区間について検討します。山口県区間は山陰自動車道の通る3県の中で最も整備が遅れており、具体的な計画策定がこれからの区間がほとんどです。今後、どの様に整備が進められていくのか注目したいと思います。

<結論>

 他県とのネットワークを重視し、萩から東を優先整備すべき。萩から西は、小郡萩道路で代替可能。

<ルート>

 山陰自動車道の山口県区間で道路名称のつけられている区間は4区間しかありません。これまで、ほとんど整備が進められてこなかったことが、ルート図を確認すると一目でわかります。今後、広域ネットワークを重視した整備が行われることを願っています。山口県内の整備状況について以下に示します。

小浜 – 田万川

計画中 約5km

田万川 – 宇田

計画路線

木与防災:宇田 – 木与

完成2車線 設計速度:80km/h 事業中 5.1km

 木与 – 大井

計画路線

 大井 – 萩

  計画中 約11km

 萩・三隅道路:萩IC  – 三隅IC

  暫定2車線 設計速度:80km/h 制限速度:70km/h 15.2km 無料

 三隅 – 長門

  計画中 約8km

 長門・俵山道路

  完成2車線 設計速度:80km/h 制限速度:70km/h 5.2km 無料

 俵山・豊田道路

  完成2車線 設計速度:80km/h 事業中 13.9km

豊田 – 小月

計画路線

<概要>

 延長:115km(山口県内)

 うち開通区間:20km

 うち事業中区間:19km

 管理者: 

木与防災、萩・三隅道路:国土交通省

長門・俵山道路、俵山・豊田道路:建設→国土交通省、維持管理→山口県

<今後の課題>

 計画中区間と計画路線の方針決めと事業化。

<まとめ>

山口県内だけではなく、広域のネットワークを考慮して優先順位をつけるべきと考えます。萩より東側の整備が進んでいませんが、広域ネットワークを考慮すれば、萩から東側を優先整備することが求められていると考えます。

―以上―

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